：パラグアイでは、保健主要指標が中南米・カリブ諸国で最も低い水準にあり、感染症有病率（デング熱など）と関連死亡率の高さが問題視されています。特に、ボウフラが薬剤耐性を持ってきたため、これまでの蚊媒介感染症対策（散布薬剤）を改善していくことが喫緊の課題となっています。株式会社九州メディカルでは、化学製剤耐性を持つボウフラに有効で新たな耐性がつきにくく、環境負荷が少なく、ボウフラ以外の水生生物に対する毒性が非常に低い、タンパク質を殺虫成分とするボウフラ殺虫剤（MOSNON TB）を開発しています。この安全で環境に優しい微生物製剤を用い、化学薬剤抵抗性ボウフラ対策と蚊媒介感染症予防の普及を目指しています。

当調査において、当社では以下の支援を実施しています。

• ・行政機関に対する蚊媒介感染症対策に関する現況調査
• ・殺虫剤法や会社法など法規制や許認可に関するビジネス環境調査
• ・現地製造拠点設立、卸売り、流通との連携など現地でのビジネス実施体制検証サポート
• ・ODA案件化にむけたプロジェクトデザインの検討、関連政府機関との協議サポート